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しっきーのブログ

ひろいこころで\(^o^)/

「ゲーム・オブ・スローンズ」が最高の海外ドラマだと確信した【おすすめ動画】

おすすめ 海外ドラマ

ゲーム・オブ・スローンズすごすぎない?

エミー賞最多受賞で「歴史を塗り替える偉業」と言われてるけど、それも納得。

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テレビドラマって、低予算でだらだらと引き伸ばす、映画よりワンランク落ちる作品が多い印象があった。
でも、ゲーム・オブ・スローンズは、映画以上の予算を掛けて、映画ではできない物語の語り方をしている。どこで誰が死ぬかわからないような世界観は、厚みのあるドラマだからできるわけで、仮にゲーム・オブ・スローンズを映画にしてもそれほど面白いものにはならないだろう。

実は、半年前にもゲーム・オブ・スローンズの面白さを語った記事を書いてる。

当時はシーズン5までの感想。「Hulu」でシーズン6まで見てまた書きたくなった。シーズンを経るごとに面白さが増している。

目次

まだ見たことのない方は【ネタバレ無し】のところまでを読んでほしい。(ちゃんとネタバレに入る前には警告する。)

もうシーズン6まで見終わって、感想などが目的で来た人は、上のリンクからジャンプして【ネタバレ有り】のところから見てほしい。

ゲーム・オブ・スローンズとは

ゲーム・オブ・スローンズは、ワーナー傘下の「HBO」という米国大手ケーブルテレビ放送局のテレビドラマだ。
原作の小説は、ジョージ・R・R・マーティン著の『氷と炎の歌』。

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

世界観や設定や主要な登場人物がテレビドラマ版にも踏襲されている。
ただ、原作は未完である上に、なかなか次の巻が出ていない状態で、すでにドラマのプロット自体も原作とは別物になっている。

最終的な結末も、原作とは違うドラマオリジナルのものになるだろう。だから、原作の小説はあるのだけど、これからどのような展開になるか誰もわからないし、世界中の人が色んな予想や考察をネットに書いたりしている。

ゲースロの良さを3つ挙げてみるなら

  • 主人公にあたる人物がいない
  • テーマは「暴力」
  • 魔法が万能ではない

というところかな。

主人公にあたる人物がいない

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物語は、何人かの主要な登場人物達に焦点を当てながら語られるのだけど、主要人物でも普通に死ぬ。「え?まさかここでこの人が死ぬの?」という展開もあったりして、いい意味で安心して見ることができない。
たくさんの人物を出せる長編ドラマだからこそできるやり方だが、ストーリーを一定の枠にはめないで、これから何が起こるかわからないように話が進んでいく。

そして、それぞれが世界の中心ではないからこそ、登場人物一人一人の特徴や魅力が引き立っている感じがする。舞台が中世ということもあるし、ちょっとロールプレイングゲームっぽい世界観かもしれない。

テーマは「暴力」

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殺戮や拷問や強姦など、残虐な描写が多い。ただ、過激なものを求めてというよりは、作品の世界観を構成するために必要だからやっている印象を受ける。残酷さと性描写があるからこそ、ゲーム・オブ・スローンズの世界にリアリティと厚みが産まれている。

チ◯ポコを切り落とされるとか、群衆の前で裸で歩かされるとか、赤子が殺されるとか、そういうシーンもある。苦手な人は見てはいけない。
アメリカのドラマは全体的に残酷なものがけっこう多いが、最初から大人向けに作られているんだろうなと思う。子供と一緒に見ても大丈夫な日本のドラマとは全然違う。家族と一緒に見てしまわないように気をつけよう!

単純に映像としてグロいものはそこまでないのだが、ストーリーや世界観に直接結びついている残酷さがあるので、メンタルが弱い人も注意。

魔法が何でも解決してくれるわけではない

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ファンタジー大作ではあるのだけど、魔法や超常現象が相対的に少ない「ロー・ファンタジー」に分類される作品だと思う。

色んな魔法の類がでてくるが、それは問題を都合よく解決してくれないし、理解できるものでもなく、何か根本的に畏怖してしまうようなものだ。人間の残虐さがしっかり描かれているからこそ、「魔法」というファンタジーの要素が独特の重みを持って感じられる。

ドラゴンとか、ホワイト・ウォーカーとか、死者の蘇生とか、そういう魔法が、薄っぺらいものではなく、現実的な重みを伴っている感じがする。この感覚がゲーム・オブ・スローンズのすごいところだと思う。


他にも、衣装や小物、演出、俳優の演技など、魅力的な部分は尽きない。長時間にわたる大作ドラマなので、色んな魅力を見いだせると思う。

ゲーム・オブ・スローンズを視聴する方法

肝心の見る方法だけど、配信元の「HBO」は、国内の動画配信においては「hulu」と独占契約しているので、ゲーム・オブ・スローンズを見たいなら「hulu」がおすすめ。

hulu

現状で最新作のシーズン6まで見れる以上、あえて他のサービスを使う理由はあまりない。僕も「hulu」で全部見た。

登録すれば2週間分の無料お試し期間がある。月額933円(税込みで1000円)で見放題。

「動画サービス」は国内のも含めて色々あるけど、やはり「hulu」と「Netflix」の2つが群を抜いていると思う。
「Netflix」には「ハウス・オブ・カード」というこれまた最高の海外ドラマがあるのだけど、ゲーム・オブ・スローンズが目的なら「hulu」しかない。


あとは、ケーブルテレビの「スターチャンネル」も、テレビで見る場合は十分選択肢に入る。
「Amazon」でDVDを買ったり、「Amazonビデオ」で借りることもできるけど、かなり高くつくのでおすすめはしない。
ネットが苦手なら「TSUTAYA」で借りるしかないかな。

見る前に知っておくとより楽しめる知識【ネタバレ無し】

事前知識がまったくなくても面白いように作ってあるので、何も考えずにシーズン1の1話から見るのがいいと思う。
ただ、せっかくなので、事前に知っておいたほうがいい知識・視点・用語などを予め紹介していく。

シーズンについて

ゲーム・オブ・スローンズは1シーズン10話で、1話が1時間ほどの長さ。

現在、シーズン6(全部で60話)まで放映されていて、シーズン7は製作中。シーズン8で完結を迎えることが発表されている。シーズン7は全部で7話、シーズン8は全部で6話なので、完結まであと13話との情報もある。

現在出ているだけでも60時間分あって、めちゃくちゃ長いのだけど、見る価値は十分にあると思ってる。これだけ長いのに、話を引き伸ばしている感じがまったくなく、必要なものに必要なだけ時間をかけていると思わせるところがすごい。

物語の3つの軸

色んな人物に焦点が当てられて進んでいくので少し混乱するかもしれないが、大まかにわけて3つのストーリーの軸があることを認識すると、わかりやすいし整理がつきやすくなると思う。

  • 「鉄の玉座」を巡る戦いと策略
  • 13年前に殺された王の娘「デナーリス・ターガリエン」の物語
  • 「冬」が来たときに壁の向こうからやってくる異形の者たちとの戦い

の3つだ。

ただ、この3つの流れは混じり合ったり、お互いに関連し合ったりしている。
特にシーズンを重ねるほど、それらが結びついていく感じがあって圧巻なのだけど、大きな流れとしてこの3つを最初に認識しておけば、わりと理解しやすいのではないかと思う。

「鉄の玉座」とは

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スローンズ(玉座)がタイトルになっているとおり、権力の中心であり、登場人物の多くがこれを狙っている。

舞台になる地名は「ウェスタロス」といって、かつては独立した7つの王国があったことから統一語も「七王国」と呼ばれる。「七王国」の玉座を巡って、様々な謀略が渦巻き、実際に血を流した戦いが行われる。

ストーリーが始まるときには、ターガリエン家から玉座を奪ったバラシオン家のロバート・バラシオンが玉座についている。

デナーリス・ターガリエンとは

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ターガリエン家は、ゲーム・オブ・スローンズの物語が始まる数百年前から玉座を手にしていた家系。

かつてはドラゴンを従え、七王国を統一することに成功する。しかし十数年前に、「狂王」と言われるエイリス・ターガリエンが王都を焼き払おうとする狂った暴挙に出て、それぞれの名家が反旗を翻す。その先人を切ったロバート・バラシオンが新しい王となり、物語の時系列はそこから始まっている。

ターガリエン家のほとんどが虐殺されたのだが、エイリスの子供であるヴィセーリス(兄)とデナーリス(妹)が生き残り、ウェスタロスの大陸から離れたエッソスに亡命する。その亡命先のエッソスで、「鉄の玉座」を再び取り戻す手段をなんとか探ろうとして……という話。

壁の向こうとその脅威とは?

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ゲーム・オブ・スローンズの物語は、最初、北部を統べる「スターク家」に焦点が当てられて進んでいく。スターク家の家訓は「冬来る(Winter Is Coming)」で、「やがて来る長い冬に備えよ」という警告を意味する。ウェスタロスの大陸は、何年間も同じ季節が続き、中でも冬は最悪の季節らしい。

古くからの言い伝えによると、冬になると謎の異形の種族「ホワイト・ウォーカー」が攻めて来る。それを守るために北部には「壁」が作られ、「冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)」という役職が設けられた。

壁を守る「冥夜の守人」は、生涯独身、脱走したら死刑、などの制約があるが、加入すると今までの罪が免除される。そのため罪人や一度世を捨てた人間が集められるが、中には男を上げるために行く者もいる。


皆が「鉄の玉座」を争う一方で、南からは追放されたターガリエンが、北からは異形の脅威が迫ってきて……というのが物語の構図。文字にしてみると複雑だが、制作側は誰でも理解できるように頑張って作ってるので、何も考えずに普通に見てれば大体わかる。

色々な用語紹介

あと、一応知っておくといい用語などを解説

落とし子(バスタード)

ウェスタロスの風習では結婚が神聖なものとされていて、たとえ高貴な人物の子供であっても婚外子は「落とし子(バスタード)」と呼ばれ、相続権などは一切ない。
落とし子は地方ごとに特別な名字をつけられて、北部では「スノウ」、ドーンでは「サンド」と呼ばれたりする。

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北部の領主ネッドの落とし子とされる「ジョン・スノウ」は、ネッドからは他の正当なスターク家たちと同様に育てられるのだけど、ネッドの妻のキャトリンからは敵意に晒され続け、居心地の悪い生活を贈る。そして、自ら「冥夜の守人」に志願する。

ゲーム・オブ・スローンズの世界では、たとえ偉い人の子供として産まれても、正式な妻の子供でなければ何の地位も与えられない。

王の盾(キングス・ガード)

王を守るために命を懸ける立場のことを「王の盾」と言う。裏切りが当たり前のように行われる世界とはいえ、名誉は非常に重んじられている。
特に「王の手」はNo.2であり、王がいなくなった場合は臨時で国を任されることもあるくらい重要な役職。

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ジェイミー・ラニスターという男は、10数年前に、狂王エイリスの「王の盾」でありながら、土壇場で王を殺害し、「王殺し(キングスレイヤー)」と呼ばれ蔑まれている。

七神正教

ウェスタロス最大の宗教。作中の多くの人物も七神正教だが、まあ「神も仏もあるものか」という世界なので、登場人物達は全体的にあまり信仰を重視している印象がない。

ル=ロール

「赤い神」や「光の王」として知られる神のことで、ウェスタロスの正教である七神正教からすれば異端だが、作品に大きく関わってくる。神秘的な力をしばしば見せることもあり、信仰の中には北から侵略してくる異形の者に関する予言も含まれる。

言語へのこだわり

字幕で見る場合は、言葉も意識してみるといいかもしれない。

原作がイギリス産のファンタジーだから、作中でもイギリス英語。北部にいる人はイングランド北部の英語を喋るし、南部人は南部の英語を喋る。ウェスタロスの大陸の外から来た人は訛りのある英語で喋る。

「ドスラク語」という作中の架空言語も、専門化の監修の元に一から作られ、俳優もそれを練習して覚えた。

これは以前ブログを書いたときに紹介されたリンク。

【ゲーム・オブ・スローンズ】言語創作者だけど、なんか質問ある?【マイティ・ソー】 : Ask Me Anything!!! /【海外版】なんか質問ある?

相関図

スターチャンネルの公式サイトで登場人物達の相関図(家系図)を見ることができる。

ゲーム・オブ・スローンズ|相関図

ある程度ネタバレと言えなくもない部分があるので、とりあえず動画を見て、登場人物の整理がつかなくなったらこれを見るといいかもしれない。

シーズン6まで見終わってのゲーム・オブ・スローンズの感想【ネタバレ有り】

ここからは個人的な感想を言っていく。
ネタバレを存分に含むので、もしまだ見てない人は、シーズン6まで見終わってから戻ってきてほしい。

あらすじ等を言っていくと文章が膨大になりすぎるので、各登場人物ごとに話す形で進めていく。

ジョン・スノウ

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シーズン5の最後にジョン殺されたときは絶望しかなかった。

シーズン6で最初にダヴォスがメリサンドルに掛け合ってるあたりで「あ、もしかして生き返る?」と思い、案の定復活。シーズン6の後半は圧巻で、9話でラムジーと戦う「落とし子の戦い」の戦闘シーンはマジですごかった。「プライベートライアン」を見た時と同じくらい衝撃だった。しかも普通に勝敗がどうなるかわからない感じだったから、もう呼吸も忘れて画面に見入ってたと思う。盾に囲まれて、戦力と戦術の差の絶望を見せつけられたけど、結局サンサが助けてくれた。北部はサンサに任せたほうがよさそう。

ていうか、いざというときのジョンの無能っぷりがやばかったけど、死から蘇った主人公級のキャラでさえ重要な場面で馬鹿なことしちゃうってところにリアリティを感じる。

ブランが見た過去によると、ジョンはネッドの子供ではなくて、ネッドの妹であるリアナ・スタークの子供だということが判明した。
父親はエイリス・ターガリエンかレイガー・ターガリエンのどちらかという説が濃厚。もしそうなら、ジョンはスターク家とターガリエン家の両方の血を持つ男ということになる。ウェスタロスに侵略してくるデナーリスとどうなるのか気になって仕方ない。

しかし、シーズン1からほとんど関係ないと思われたジョンとデナーリスがここにきて繋がってくる展開は、やっぱゲーム・オブ・スローンズ面白いなあって思う。

ロブ・スターク

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ネッドの長男でスターク家の正当な跡取りだった。同い年のジョンは子供の頃から何一つロブには勝てなかったと劣等感を持っていたし、相当優秀だったのだろう。

フレイ家と結婚する約束を破って行きずりのタリサと結婚し、シーズン3の9話「キャスタミアの雨」で、婚儀の場で虐殺される。ゲーム・オブ・スローンズで一番衝撃を受けた場面だった。同じ感想を持つ人は多いかもしれない。

ただ、戦いの最中に約束を破って好きな女と結婚したロブにも瑕疵はある。これがリア充の末路か……。

キャトリン・タリー・スターク

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勝手にロブの捕虜を解放したりとトラブルメーカーでもあったが、子ども達を思ってのことであり、偉大な母親だった。ずっとジョンには冷たかったのであまりいい印象はなかったが。

何より子供が大事という点においてはサーセイと共通している。サーセイの子供は全員死んだが、キャトリンの子供はまだ半分以上生き残っているので、そういう意味では救いがある。

ロブが殺され、発狂して人質の喉を掻っ切るシーンの演技が怖すぎてトラウマになるレベル。

サンサ・スターク

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生き残ったスターク家はみんなそれぞれの方向で著しく成長してる。サンサは美しい女性としてかなり過酷な運命を辿ってきたが、最終的にはラムジーを犬に食わせてほくそ笑むくらいまで強くなった。サーセイ・デナーリスに並ぶ女王のポジションにいると思う。北部の総裁はジョンじゃなくてサンサがやったほうがいいと個人的には思うのだが、権力の移譲はなるべく穏便にやってほしい。

暴力が跋扈するゲーム・オブ・スローンズの世界の中で、女性は残酷な扱いを受けやすいけど、最終的にここまで強い女性キャラを複数生み出すところに凄みを感じる。

アリア・スターク

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アリア役のメイジー・ウィリアムズちゃんが好き。シーズン1の時点では14歳だったけど今は19歳とか。主人公らしさがあって応援したくなるいい女優だよね。

「顔のない男」の話が続いていて、結局どうなるんだろうと思っていたけど、最終的にはスターク家である自分を取り戻して感動。
「アリア・スタークだ」って名乗る演出が最高だった。そして変装と暗殺の技術も身につける。ロブとキャトリンを殺したウォルダー・フレイに、息子の肉入りパイを食べさせて殺すという残酷さ。

サンサやジョンとの再開シーンが見たい。

ブラン・スターク

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ブラン役のアイザック・ヘンプステッド=ライト君ももう17歳で、シーズン1のときはショタだったのに、立派な青年になってしまった。物語の中ではそれほど時間が経っているわけではないのだけど、まあこれは仕方ない。
人や動物に乗り移ったり過去を見ることができる超能力系のキャラになったが、これからどういう活躍をするのか気になる。

ホーダー

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シーズン6の5話「扉」で、言葉が不自由だった理由が明らかになる。ホーダーが殺されたからの流れはもう圧巻で、ノンストップで残りの5話を見てしまった。

ミーラがいきなりホーダーに向かって死亡フラク立てまくりのセリフ並べだしたからもしやとは思ったのだけど……。
あと、サマーが亡者の群れに突っ込んでいって殺されたのがすごくショックだった。あんな形で死ななくても。

ベンジェン・スターク

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行方不明だったけど、シーズン6で伏線回収。亡者側に取り込まれそうなところを間一髪助けられたが、もう「生者」の扱いではなくなってしまったのか、壁の魔力に阻まれる存在になってしまった。
「俺は最後まで生者のために戦う」ってマジかっこいいよベンジェン叔父さん!

ジョンがこの人に憧れて冥夜の守人になったのも頷ける。

ネッド(エダード・スターク)

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シーズン1で殺されてしまったけど、かなり立派で良識的な人物だった。
北部全体から尊敬される領主で、もともとキングスランディングに行くのも乗り気ではなかった。ラニスターの秘密を突き止めたけど、最悪のタイミングでロバート・バラシオンが倒れる。ただ、ネッドはその件をスタニス・バラシオンに報告していて、野人に捉えられたジョンが助かったのもそのおかげ。

この立派な父親がいてこその、後のスターク家それぞれの物語だとも言える。シーズン6ではサー・アーサー・デイン(暁の剣)を倒したわけではなかったことがブランに見られてしまうが。

シオン・グレイジョイ

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シオンは愚かだけど、その報いをキッチリ受けた。

ゲーム・オブ・スローンズは、理不尽な世界ではあるにしろ、因果応報はある種の原則として働いている気もする。あからさまに酷いことをした人物は大抵何らかの報いを受けている。これは作品の哲学というよりは、大衆に受けるよう配慮したからだと個人的には思うけど。

シオンには同情の余地があるが、まあロドリックもルーウィンも彼のせいで死んでるし、結果的にリコンがラムジーに殺されたのもシオンが元と言えなくもない。ジョンと再開したら殺されてもおかしくないので鉄諸島に行った判断は正しい。

ヤーラと共にデナーリス側に合流してシーズン6が終わったけど、シオンがこれからどういう行動をとるのか気になる。何かしらの形で活躍できるのだろうか?

ラムジー・スノウ(ボルトン)

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ジョフリーの後を継ぐ残虐キャラ。ジョフリーと違って有能でもある。ていうか、生きたまま敵の皮を剥ぐ拷問を伝統とするボルトン家ってヤバイよね。古の伝統で、ラムジーはそれを熱心に守っているという設定らしいが。

ジョンVSラムジーの戦いはすごかったが、結局はサンサの計らいでスターク側が勝つ。まあサンサのほうが因縁はあったからね。

それにしても、北は過酷な運命を辿っているなあと思う。オシャもラムジーに殺されちゃったし。これからホワイトウォーカーも来るし。

ティリオン・ラニスター

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小人症で、たぶん作中で一番人気だと思われるマスコット的存在。

ゲーム・オブ・スローンズの良さは、三国志の「孔明」みたいな、わかりやすく頭のいいキャラが出てこない、というところにもあると思う。わりと人間そんなもんだよな、という感じが貫かれている。
特別扱いされているのはデナーリスくらいだけど、彼女がシーズン7で死んだって別におかしくはない。死から蘇ったジョンもいざというとき無能だったし、ラニスターの中でも抜群の実力を持つタイウィンはトイレで死んだ。魔法が登場するファンタジーでありながら、一人ひとりの能力にそれほど大した差がないというところが、ゲーム・オブ・スローンズの最大のリアリティのような気がする。

ティリオンは頭がキレるけど、だからといって万能ではない。迫害され差別され続けていたが故に、他と違った考え方ができるという程度にすぎない。普通に選択を間違えるし、並々ならぬ葛藤を抱えている。

シーズンを通して見ると、デナーリスから「女王の手」に任命されたとき、いかに彼が救われたのかがよくわかる。ティリオンには最後まで生き残って欲しい。

ジェイミー・ラニスター

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シーズン1の1話でブランを塔から突き落とし、わかりやすい悪者だったのだけど、シーズンを経るごとに段々と印象が変わっていく。サーセイと同様、かなり狂った最悪なタイプのキャラクターなのだけど、他のラニスターとは違い弟のティリオンのことは尊重したりしているし、誰にも理解されない王殺しの苦悩を一人背負ったりしている。

ブライエニーとの、信頼なのか友情なのか愛情なのかよくわからない関係も魅力の一つ。

サーセイ・ラニスター

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因果報応ではあるのだけど、作中でも屈指のつらい経験をした人物だろう。

「七神正教」に武力を与えてタイレルを封じ込めようとしたことが裏目に出て、最終的には毛を剃られて群衆の中を全裸で歩かされることになる。これまた自分がやったことの結果かもしれないが、何より大切だった子供を3人とも失ってしまう。シーズン6のラストでは、自分が「鉄の玉座」に座ることになるのだけど、まったく嬉しそうではなく、憂いを帯びた顔をしている。

普通に考えて、キングスランディングのラニスター群より、デナーリス達とタイレル家、マーテル家の連合のほうが強そうなのだけど、ここまで来たらサーセイとジェイミーのコンビも一筋縄ではいかないだろうと思う。シーズン7以降どんな展開になるのか楽しみで仕方ない。

ジョフリー・バラシオン

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わかりやすい悪役で、マルフォイっぽさのある好演技だと思う。ジョフリーレベルでもタイウィン含むラニスター家から尊重されていたわけだから、血筋というものの強さがわかる。案の定暗殺されてしまうが、それでもシーズン4まで出演してたので、よく生き残ったほうだと思う。

ブライエニー

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リアル女騎士。「くっ……殺せ」と言う和製女騎士と違って、かなり強い。ジェイミーと渡り合うし、ハウンドに勝つし、女だけど第一線級の強さ。ボドリックと嫌々旅をするところがいい。頑張ってるのだがあまり成果を上げることができない人物でもある。
サンサを助けて忠誠を誓った場面は良かった。彼女の下で報われてほしい。

ブロン

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いいキャラしてる。ティリオンとブロンとボドリックのコンビが好きだった。シーズン6でボドリックとブロンが再開したシーンは良かったなあ。また3人揃うことはあるのだろうか。

オベリン・マーテル

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出演した時間は長くないが、カリスマ性を持ち、ドーンで皆から慕われていた人物だということは作中の描写で十分に伝わる。マウンテンに頭を潰されて殺されたのがグロかったけど、自分で決闘申し出て油断してやられたんだからわりと自業自得ではある。

エラリアが復習を考えるのはまあ無理もない。ミアセラが不自然にキスされた瞬間に毒で死ぬことは予想できた。純粋な美少女キャラだったのに勿体無い。

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あと、マーテルの中ではタイエニーが一番好き。こいつらみんなオベリンの私生児なんだよね。そりゃオベリンが殺されたら怒るわな。

デナーリス・ターガリエン

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このドラマの主人公格の一人。彼女だけは代替不可能な人物かもしれない。アメリカでは自分の子供にカリーシ(女王)って名前をつけるのが流行ってるみたい。DQNネームをつける親はどの国にもいるのだろう。それくらい人気があるということでなのだろうけど。

ゲースロの世界の魔法は、気まぐれでよくわからないものだからこそ重みがある。シーズン1はデナーリスが炎の中から現れて終わるのだけど、自分も跪きたくなる凄みがあった。

あと、ゲーム・オブ・スローンズにはヌードシーンがよく出てくるけど、「ボディダブル」という、本人と別の身体をくっつける技法がって、シーズン5のサーセイなんかは本物の裸ではないらしい。ただ、デナーリス役のエミリア・クラークはボディダブルを使わず、自分の身体でやってる。……どうでもいい情報だけど!

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最終的にはデナーリス達も北の脅威と戦う展開になるのだろうか。
成長したドラゴンは戦力になりそうだけど、ドラゴンが3体飛んでるのを見て、少なくとも小さいほうの1体は空から引きずり降ろされるかなんかで殺されちゃうんだろうなあ、って思ってしまうくらいにはゲースロ脳です。巨人も殺されちゃったしね。

ジョラー・モーモント

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強くて見識も深く、最初はめっちゃ頼りになるおじさんだったけど、シーズンを重ねるごとにダメでキモいおっさんになっていく。でもわりと好きなキャラではある。最終的には病気を治す方法を探せと言われて丸く収まった感じなのかな。シーズン7以降は登場するのだろうか。

ヴァリス

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シーズン1からそれなりの存在感を放っていた宦官のハゲ。見た目に愛嬌があるし、死んでほしくないキャラの一人。

ターガリエン時代の王国に尽くしてきた人間で、だからデナーリス側につくという理屈なのだろうけど、こいつ自身が色んな含みを持った人物なので掴みづらい。穏やかで忍耐ができる一方で、頭がキレて行動力もある。リトルフィンガーとタメを張れる策謀キャラだろう。

マーテルとタイレルの協定を結んで「血と炎」って言うところはかっこよかったよ!

ピーター・ベイリッシュ(リトルフィンガー)

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作中を通して最も暗躍している人物。ネッドが殺されたのも発端はこいつだし、ジョフリーを暗殺したのもこいつ。策謀で上り詰め、シーズン6では高巣城とその軍隊を手に入れるところまでいった。

幼い頃からキャトリンが好きで、キャトリンの妹であるライサを操って権力を手に入れ、最終的にはライサを塔から突き落として殺す。しかもキャトリンの死後は娘であるサンサを手に入れようとする。きんもー!

ベイリッシュ軍のおかげでジョンはラムジーに勝てたのだけど、ベイリッシュは隙あればジョンですら殺しそうな人間。サンサ早く逃げてーと言いたいところだけどそうもいかないだろう。まあ成長したサンサにはこいつと渡り合えるだけの胆力があるのかもしれない。
シーズン7でもストーリーに関わる活躍をしそう。あるいは悲惨な死に方をするか。

トアマンド

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最初は印象悪かったけど、段々いいキャラになっていく。ジョンとの友情に厚いところも好感が持てる。風貌がアイルランドの格闘家コナー・マクレガーみたいで好き。

野人の中には強そうな人達がけっこういたけど、みんなホワイトウォーカーにやられてしまった。シーズン5の8話でホワイトウォーカーと相見えたシーンは衝撃的だった。どう考えても玉座奪い合ってる場合じゃない。

イグリット

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野人っぽい魅力があるいい演技だった。「ジョン・スノウ」って呼びかけるときの色気がヤバイ。ジョンが「冥夜の守人」の誓いを破って童貞喪失したのも無理はない。

サムウェル・ターリー

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頭は好いけどデブで童貞で女のことばかり考えている愛すべきヘタレキャラ。父親に失望され、世継ぎの立場を弟に譲って壁に追放ってよっぽどのことだろう。久しぶりに帰ってきて、冥夜の守人になったのに痩せてないところを見たら親父がキレるのはまあ仕方ないかもしれない。

シーズン6の「知識の城(シタデル)」のシーンはすごかった。『旅のラゴス』の図書館の描写を彷彿とさせる感じ。これからどういうふうに物語に関わってくるのか期待大。

メリサンドル

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スタニスを信じて失敗し、自信を失っていたが、なぜかジョンを生き返らせることには成功する。

作中で一番美人だと思う。中の人も40歳だけどめっちゃ美人。
シーズン6で実は老婆だったことが判明(あるいは魔術の反動?)してけっこうショックだった。シリーンを生贄に捧げたことがダヴォスにバレてジョンに追放されてしまうが、ゲーム・オブ・スローンズの「魔法」というものを体現するような、最後まで謎めいた人物だった。
シーズン7以降登場することはあるのだろうか。

ダヴォス・シーワース

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個人的にかなり好きなキャラ。ネッドに並ぶ良識人だと思う。もとは悪党で、償いとしてスタニスに手の指を切り落とされたらしいが、含蓄を感じさせるいいおじさん。ジョンの復活に尽力したし、ラムジーとの戦いもダヴォスの判断がなければジョンは殺されていただろう。

マージェリー・タイレル

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サーセイ、サンサ、ヤーラを凌ぐ強い女性だった。
頭が良く、女の武器を使うことができる上に、正義感と良心も持ち合わせているという稀有な人物。最後の最後まで有能だったし、爆発に巻き込まれての死亡が惜しまれる。

オレナがキレるのもわかるけど、サーセイがちょっとデレたときに話に乗っておけばマージェリーが死なないルートもあったかもしれない。

サンダー・クレゲイン(ハウンド)

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シーズン6の7話「砕かれし者」で、なぜかオープニングムービーの前にストーリーが挿入される特別扱いをされた。

初期から登場し、サンサを助け、アリアと同行するなど、かなり重要な役割を担ってきた人物だが、顔半分が火傷していてグロいし、食べ方が粗暴で汚いし、あまり好かれるような男ではない。というか、わざと人に好かれないような振る舞いを演出してきた人物だと思う。(フィギュア化などされているから、視聴者からの人気は意外とあるのかもしれない。)

彼は彼なりのトラウマを背負っていて、幼い頃に兄に顔を焼かれ、忠実な猟犬のように働いてきたが、火が恐くて自分の任務を放り出して逃げてきた。
アリアと同行中にブライエニーに破れ、このまま死ぬ予定だったのに、聖堂を建設中の司祭レイに助けられる。神はまだお前に役割があると思ってるんじゃないのか、と話すレイの話を神妙に聴いていたけど、レイの一団は突然の暴力の前に皆殺しにされてしまう。

その後、かつて殺し合った仲でもある兄弟団(ブラザーフッド)に入らないかと誘われる。これから北の脅威との戦いが待っている、今まで傷つけた者の数より多くを救える、と。

ゲーム・オブ・スローンズにおいて、個人の力は小さい。ハウンドは確かに強いが、それでも単なる戦闘要員の一人に過ぎない。だからこそ、こういう展開はめちゃくちゃ熱いと思う。ハウンドが最後に何を見いだすのか……シーズン5で死んだと思っていたのだけど、目を離せない人物になった。



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