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しっきーのブログ

ひろいこころで\(^o^)/

「Snapchat(スナップチャット)」をインストールしてみたら予想外にすごいアプリだった

テクノロジー

「Snapchat(スナップチャット)」というアプリが話題になってる。

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f:id:skky17:20160613131006p:plain (画像はSnapchatのApp Storeから)



 アメリカでは大人気で、なんと2016年4月の利用時間ランキングで「Instagram」を抜いたらしい。



「AppAnnie」の調査なんだけど、1位が「Facebook」、2位が「Snapchat」、3位が「Instagram」だった。「YouTube」が6位で「Twitter」が9位だから、いかに「スナチャ」がすごいのかわかるだろう。

 ただ、これは利用時間のランキングだから、チャットアプリの「Snapchat」はけっこう有利で、今のところはまだ「Instagram」のほうが上かもしれない。

 それでもすでに一日のアクティブユーザー数が「Twitter」を越えていて、どうやっても無視することのできないアプリになっている。



 で、僕もインストールしてみたんだけど、ここまで流行るのも無理はないと思った。


「できること」自体は、「LINE」や「Skype」や「Facebook」とそんなに変わらないチャットアプリなんだけど、一番の特徴は「消える」ということだ。

 友達に送ったメッセージや画像や動画が、最大でも10秒以内に消えるのだ。相手から送られてきた画像を開くとカウントダウンが始まって、数秒で消えて見えなくなってしまう。強制的に消えて、本社のサーバーにも残らないらしい。

 ちないにiOS版のキャッチコピーは「その瞬間を楽しもう!」だ。


 若者の「Facebook」離れが起こり、「Snapchat」に行っているという記事が、本当かどうかはともかくとして面白かった。



 家族や特別に仲良くない人に見える場所で友達とやりとりしたくないよね、という主旨なのだが、それはそうだろうし、「Snapchat」のデザインも反抗的な感じを押し出してる。

 履歴が残らないし拡散もされないから、問題発言をしても悪事を共有してもリスクがない。「誰が見てるかわからない怖いインターネット」ではなくなって、リアルに近くなってる。

 現実のコミュニケーションも、一瞬一瞬は消えてしまうものであって、そう考えると、あえて「消える」を推しだして成功した「Snapchat」の発想はすごい。リリース前に見せられても僕だったら「?」と思ってしまうだろうけど、流行ってみてはじめて「たしかにそうだな」と納得してしまうところがある。



 僕は「ゼルダの伝説」というゲームが好きで、記憶はちょっとおぼろげなのだけど、「ニンドリ」という雑誌に載っていたあるコーナーに感心したことがある。

 それは、「デクの樹サマ」という作中のキャラクターがゲームに対する読者の質問に答えていくもので、「どうしてゼルダに出てくるボスはみんなわかりやすい弱点を持っているの?」みたいな質問があった。ゼルダのボスキャラは倒し方が決まっていて、その弱点がなければ主人公に負けることはないのに、と思うキッズがいたのだろう。

 それに対して「そいつは弱点を持つことができたからこそボスになれたんだよ。これといった弱点がない敵キャラもいるけど、そいつらはみんな雑魚の扱いでしょ?」という返答があって、キッズだった僕はわりと感銘を受けた。


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 近年の成功したSNSを見ると、あえて「弱点」を持っているものが多いように思う。

 もともとは何でも可能なウェブの世界で、「Facebook」は現実の硬直的なコネクションを引っ張ってきた。「Twitter」は140文字以内という制限を設けた。「Snapchat」の、送ったものが強制的に消えてしまうという「弱点」も、以前に大ヒットしたサービスに引けをとらないくらいセンスのあるアイデアだと思う。



 アイデアだけでなく、アプリの作りもしっかりしてる。友達と一緒に登録して使ってみたんだけど、チャット中に顔を認識して色んな加工をすることができて、それがけっこう面白い。まだちゃんとやってはいないんだけど、トロフィーやスコアなどゲームっぽい要素も取り入れられていた。


「Snapchat」は、マーク・ザッカーバーグが一度買収しようとして失敗したことで、皮肉にも箔が付くという結果になった。ある意味でFacebookのアンチとして機能しているサービスであり、そして、これからハードウェア開発にも乗り出すみたいだ。

 SNSが原点にある「Facebook」と、より現実の感覚に拠っている「Snapchat」の戦いが始まるかもしれないのだが、スナチャ側にも勝算はあるのだろう。ていうか、圧倒的な存在に戦いを挑むやつが出てくるからウェブ業界って面白いね。



 でも、匿名インターネットはどんどん狭くなっていくのだろう。

「ネットリテラシー」が叫ばれてるけど、それもアーキテクチャが解決する問題なのかもしれない。実際にスナチャがハードに参入しようとしているわけだし。

 若いユーザーの感覚としては、ネットとリアルの境目はどんどんなくなっているだろう。インターネットは怖いものだという感覚もあまりないのだろうか。


「え? バカじゃないの? 数秒で消えるって言ったって、スクショ撮れば画像は残るだろ」というのはおじさんの感覚なのかな。ティーンエージャーがヌード写真などを頻繁にやりとりしていてリベンジポルノが懸念されてもいるらしいけど。

 数人のキモヲタが頑張って「砂茶で送られてきたエロ画像保存したったwww」とかやっても、趨勢が変わることはないだろう。匿名インターネットの価値観が薄まっていくのは寂しさを感じるよ。



 個人的な感覚としては、「消える」ってけっこう気楽だ。「LINE」や「Facebook」使うよりもスナチャでやりとりしたい。まあ普段からチャットとかする相手がいないんですけどね。

 ただ、日本のリア充共がスナチャを使い出しても何もおかしくないと思う。


 ベッキーだって「Snapchat」でやりとりしてたらあんなことにはならなかっただろうしね!