しっきーのブログ

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なぜニコ動の人気実況者(キヨ、レトルト、アブなど)にはアンチが多いのか?

 みなさん、ゆうべの超パーティー2015はおたのしみでしたね。



 公式のお墨付きも得て、人気実況者達はますます勢いづいている。

 キヨ、レトルト、アブ、塩、いい大人達、テラゾー、ドグマ風見など、超パーティーでも絶大な人気を見せつけた。



 有名な実況者には、その有名さに比例するようにしてアンチが多い。もちろん人気者には必ず一定数のアンチはいるし、やっかみがほとんどだろうし、ただ荒らすのが楽しい馬鹿やキッズもたくさん混じっているだろう。


 しかし、「人気実況者」とされている人達が無根拠に嫌われているというわけでもない。


 最初に立場を表明しておくと、僕は現在活躍中の人気実況者の方々は基本的に応援しているし、アンチによって彼らが活動を萎縮してしまうのは良くないことだと思う。それでも、人気実況者達はアンチに非難されるべき理由があることもまた事実。


人気だからこそ人気になる

 「枠組み」が作られて、彼らが「人気実況者」になってしまえば、人気実況者だからこそ人気実況者、という感じで権威が固定してしまう。


 「嵐」のメンバーならごく一般的な振る舞いをしても「きゃー」とか「さすが〜」ってなるみたいなものだ。

 すでに、キヨやレトルトは、何をしても黄色い声援が送られるという身分にある。つまり「信者」がいるのだ。

 そして、公式に囲い込まれる「人気実況者」の枠は、すでに埋まっている。そこには年季とか歴史という要素が強く介在している。現に超パーティーの出演者は全員古参、少なくともクリエイター奨励プログラムが始まる前から実況をしていた人達である。


違法行為から手にした「先行者利益」

 キヨやレトルトは、実況者としての実力ももちろんあるのだけれど、仮に彼らと同じ実力を持った人達が、今から彼らと同じことをしても人気実況者にはなれないだろう。今のキヨが一からまったく同じ動画を挙げても再生数は伸びないはずだ。コンテンツは時間を奪い合う形で競争し、もう「ニコニコ人気実況者」の枠はほとんど埋まっている。


「先行者利益」と言えばそれまでなのだけど、問題はまさにその先行者利益というところにある


 有名実況者が先行者だったとき、ゲーム実況は違法行為だった。

 つまり、今のニコニコ有名実況者達は、違法行為だったときの先行者利益によって、現在の地位を手にしている。そこが、人気実況者アンチ達の理論的な支柱になっているのだと思う。


グレーゾーンの倫理

 今から考えるとすごく可哀想だが、人気実況者の塩(2015年超パーティーにも出演)は、友人(胡椒)と温泉に行ったときのDVDをコミケで1500円で売っただけで大炎上した。

 その当時(2011年)、たとえゲームとは関係のないDVDであっても、親告罪で見逃してもらっている立場のゲーム実況で得た人気を金に換算するのは、これほどまでに非難されることだったのだ。



 自分たちは製品にタダ乗りして、見逃してもらっているのだから、せめてお金は儲けないようにしよう、金稼いでる奴は皆で叩こう、みたいな文化がニコ動にはそれなりにあった。

 それが、グレーゾーン故の倫理観だったのだろう。

 孤高の人気実況者「ふぅ」は、現在も、自分がゲーム実況で得た人気によって何の利益も得ないようにメールアドレスすら公開していない。運営と連絡する手段を持っていると思われたくないらしい。



 それは、公共の電波を使って人気を得ている芸能人がファンを食ってはいけない、みたいな感じの倫理観に似ているかもしれない。

 人気だから人気になり、漠然と信仰の対象を探している人達の受け皿として、「声」だけの存在である実況者や歌い手が信者を増やしてきたという側面もある。彼らは、二次元のベールを纏った存在として受け入れられ、人気を集めていったのだ。


俺のコスプレする人とかいんじゃん イケメンに描くってのも若干引く」とは、今は亡き人気実況者つわはすの言葉である。

 ニコニコの人気実況者は、ほぼ二次元の存在として受け入れられていったという点で、ユーチューバーの文化とはけっこう違うのではないかと思われる。


JKハグのセピア

 イベントで女性信者をハグし、いつからか「JKハグのセピア」と呼ばれるようになった人気実況者のセピアさんという方がいる。(これは当時の塩以上に炎上すべき案件だと思う。)

 彼はイケボだし、非常に人気のある実況者なのだが、もし最初からYouTubeでやっていたら今のような人気は出なかっただろう。熱狂的な信者ですら、実際にイベントで会いに行ったときに「セピアさんかわいかった♡」としか言えない感じだったからだ。

 ニコニコがアンダーグラウンドで、実況者が二次元の存在だったからこそ、セピアさんは大人気実況者として女性信者をハグできたのだろう。


 ※セピアさんは非常に魅力的な実況者だし、僕はセピアさんの実況がすごく好きである。現に当ブログでも何度か紹介している。特に貶めたい意図はない。


ヒカキンってやっぱすごい

 その点、ユーチューバーは最初から顔出しでやってきたし、ヒカキンなんかは本当にすごいエンターテイナーだと思う。

 ユーチューバー達は、偏見ややっかみを受けながらも、ずっと顔を晒しながらやってきた。時にはxvideosにいたずらで動画を投稿されたりもする。

 ビジネスとして動画投稿をやっていくなら、ユーチューバーのほうがずっと筋が通っている。

 僕はメインで見るのはニコニコだしニコニコが好きだけど、これからユーチューブはどんどんおもしろくなっていきそうな感じがする。

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有名実況者とニコニコ運営

 違法な領域で得た人気を抱えこむ有名実況者達は、その土台であるニコニコの運営と二重写しになっている。

 もともとニコニコ動画は、YouTubeなどから違法に持ってきた動画にコメントをつけることから始まった。そして、いつのまにか公権力と結びついて偉くなったような気がしている。実際に偉くはなったのかもしれないが。


つわはす語録

 ここまで書いてきたけど、僕はニコニコ動画を嫌っているわけでもないし、人気実況者を嫌っているわけでもない。今もレトさんとかセピアさんとか塩の動画ちょくちょく見てる。


 つわはすにも戻ってきて欲しいと思ってる。つわはすって純粋にゲームとゲーム実況が好きな、本当に良い実況者だったと思うんだよね。


 決して本人が望んだ形ではないだろうが、ニコニコ動画の歴史に確実に爪痕を残した男でもある。「ありがとう←そこはありがとうじゃないよね」だけじゃなく、他のつわはす語録も非常に汎用性が高い。


あくまで確率の話だったんだ」「自分がきもちよくなりたかったんだ」「いやぁ めんごめんご なんとかなってよかったよかった」「ニヤニヤしながら記事見てます。俺きめぇw」「若気の至りってことで許してくだせぇ


 みたいに、あらゆるところで使える言葉のラインナップが揃っている。少なくとも「つわはす語録」は淫夢ネタのようにこれからも使われ続けるだろう。


 つわはす本体にも復活して欲しい。

 もちろん、やり始めはさんざん馬鹿にされるし批判されるだろう。

 でも、一年くらいやり続ければ多分なくなる。ネットで有名時人に粘着するやつらって、良くも悪くもその程度の人間だから。

 岡田斗司夫だって、信者の数は減ったかもしれないけど、今も普通に活動してるよ。新しく本も出してるし。


 違法行為で得た先行者利益を使って金儲けしたりオフパコする有名実況者は批判されても仕方ないし、その問題はずっとついてまわるだろうと思う。それでも、ネットで積極的に人を貶めようとする人間なんてたかが知れてるし、無視してやっていけばいい。

 僕はなんだかんだで実況者をずっと応援しています。批判する側にも一理あると思ってるだけで。



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