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しっきーのブログ

ひろいこころで\(^o^)/

クリストファー・ノーラン監督のおすすめ映画ランキング

映画 おすすめ

 クリストファー・ノーランが監督した映画のおすすめランキングです。下にスクロールするにつれて強くおすすめしたい作品になっています。製作総指揮などを担当した「マン・オブ・スティール」や「トランセンデンス」は入っていません。どれも面白い作品ばかりなので、気になったものがあったら見てみてください。


インソムニア(Insomnia)

インソムニア [DVD]

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 ノーラン映画の中では影が薄いかも。「フォロウィング」「メメント」に続く2002年の作品。僕はファンになってから見たので、こんな映画も撮ってたんだという印象。アル・パチーノやロビン・ウィリアムズなども出てくるが、クリストファー・ノーランといえばストーリーと構成のイメージがあったのであんまり。村上春樹は「メメント」と「インソムニア」を「ものすごくスタイリッシュな映画」と評価していた。「アフターダーク」とか結構影響受けてるのでは?と思ったりする。


プレステージ(The Prestige)

プレステージ [Blu-ray]

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 2006年公開。僕が最初に見たノーラン映画だと記憶している。2人のマジシャンの因縁と奇妙な機械についての話。クリストファー・プリーストの小説「奇術師」が原作らしい。ノーランらしい驚きと仕掛けがあってとても良い作品。ただ個人的には、ノーラン映画は中途半端な予算のものが一番つまらない感じがする。作品全体を強く管理しようとする執念みたいなものが感じられるんだけど、こじんまりとした作品ならストーリー展開や全体の構成が光るし、大規模な作品なら度肝を抜かれるような傑作になる。ただ、万能なわけではないのだろう。「プレステージ」あたりは、何か足りない感じがする。


フォロウィング(Following)

フォロウィング [DVD]

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 1998年公開のイギリス映画。日本では2001年に公開。色のついていない白黒フィルムで、製作費はたったの6000$だったらしい。デビュー作であり、監督、脚本、製作、撮影、編集をすべてノーラン一人でこなしたらしい。映画が始まるなり、主人公は街でたまたま目についた誰かを備考、観察するという作家修行をやっているのだけれど、僕もこれにけっこう影響を受けてしまった。多分ノーラン自身がやっていたことなのだろう。


メメント(Memento)

メメント [Blu-ray]

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 2000年公開。20代でこれを撮ったとか凄すぎる。ノーランの評判を決定的にした傑作。10分間しか記録が持たない男レナードが主人公。斬新なサスペンスの手法が衝撃的だった。後の「インセプション」の原型が詰まっている。これこそがクリストファー・ノーラン監督の世界、といった感じ。ぜひ見てください。


バットマンシリーズ

バットマン ビギンズ [Blu-ray]

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 2005年に「バットマン ビギンズ(Batman Begins)」、2008年に「ダークナイト(The Dark Knight)」、2012年に「ダークナイト ライジング(The Dark Knight Rises)」が公開。大人気アメコミ、バットマンシリーズをノーランが担当することに。適任だと思う。才能のある作家に役割を与えて莫大な予算を渡すというのがハリウッドの醍醐味だろう。

 前作を知らなくてもそれなりに楽しめるようになっているが、素直に最初から見たほうがいいと思う。一番良いのはなんと言っても「ダークナイト」。3作とも見るのが面倒ならダークナイトだけでも見て欲しい。くどくどしいノーラン節がバットマンの雰囲気と噛み合った大傑作。


インセプション(Inception)

インセプション [Blu-ray]

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 2010年公開のSFアクション映画。夢と現実が錯綜する、ノーランの才能が爆発した大傑作。「メメント」からずっと蓄えてきたテーマを、ハリウッドの人材と資金力を借り、余すところなく発揮している。一度見ただけでは完全に理解しきれないほど複雑な作品なんだけど、先が読めず、それでも信頼に似た期待があり、ずっと作品世界に釘付けにならざるを得ない。理屈と設定で固められた枠組みの中に、ぼんやりした夢の感覚と解釈の余地が漂っているのが堪らない。映画という表現方法とハリウッドという場所があって初めて可能になった作品だろう。まだ見ていない人はぜひ。見応えのある映画なので落ち着いた時間が確保できるときにどうぞ。


インターステラー(Interstellar)

インターステラー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

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 2014年公開の現時点でのクリストファー・ノーラン最新作。サイエンスフィッションの大きな文脈を踏まえつつ、ノーランらしい展開と世界観で、現状ハリウッド最高傑作とも言えるフィクションを作り上げた。父と娘の繋がりを描いたヒューマンドラマであり、ハリウッドの技術表現の粋を尽くしたSFでもある。人が住めなくなりつつある地球で、主人公クーパーは息子と娘を地球に残し、新しい居住可能惑星を探すために宇宙へと旅立つ。

 僕が感じたのは、人類が最初に船に乗って新しい大陸を探しに行ったときはこんな感じだったのだろうか、ということだ。世界の大きさを目の当たりにしたその底知れない恐怖と孤独が、この現代において、天才の作為によって表現されてしまった。むしろ僕は、これが創作できるということ自体に感動して泣いてしまったくらいだ。そしてストーリーが注目されがちなノーラン作品だが、重要なのは描写だろう。宇宙船を的確に操るクーパーの主人公っぽいところが好きだ。最初の偉業を成し遂げる冒険家の、英雄としての描写がとても良い。


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まとめ

 ノーラン監督の映画は、映像は文句なく美しいんだけど、変なところに拘ってる感があるよね。自然な雰囲気を好まないというか、ストーリーとしての大筋があって、そのためにスタジオに人間を並べたような表現が多い。こういうのが嫌いな人は多いかもしれない。何事も自分のイメージ通りに再現しようとする殺風景さがたびたび作品を覆ってしまう。

 ただ、それほどまでに徹底したものがあるからこそ、「インセプション」や「インターステラー」みたいな傑作が撮れるのだろうと思う。ジャンルごとの比較はできないかもしれないが、世界中のクリエイターの中で、一番戦闘を走っている人間の一人にクリストファー・ノーランがいると思う。憧れの人間だ。


 2016年にはノーランも製作に関わる「バットマン v スーパーマン: ドーン・オブ・ジャスティス(Batman v Superman: Dawn of Justice)」が公開される予定。テーマは普通に面白そうというか、ノーランが監督だったらほぼイキかけてたと思う。次の監督作品に超期待したい。


関連項目