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しっきーのブログ

ひろいこころで\(^o^)/

就活のコノヤロー

本の感想

 久しぶりに薄っぺらい本を読んだ感じがする。著者は石渡嶺司さん。就活関連の本を出してそれなりに売れているらしい。日本の就職活動は色々といびつな部分があって、それを風刺したりルポしたりするだけでこんなに本が売れるなら楽な仕事でいいなあ、とか思っちゃったりする。就職活動というものがインパクトを持つのは、恐ろしいことに、その渦中にいる側の人からすればこの先の人生を大きく左右してしまう可能性の高いイベントだからだろう。それだけ必死になるし、その姿は遠巻きに見れば滑稽に見える。色んな就活本や就活ビジネスが流行るわけだ。まあ、僕も一応就活生なのだが、エントリーをしたり業界研究をしたりしなきゃいけない時期にこういう本を何気なく手にとって読んでしまうあたり、つくづく自分がダメな人間だと思った。

 

就活のコノヤロー?ネット就活の限界。その先は?? (光文社新書)

就活のコノヤロー?ネット就活の限界。その先は?? (光文社新書)

 

 

 僕は二年の終わり頃から大学院に行こうと思っていて、そのためにちょっと勉強したりしなかったりで、就職活動なんてしなくていいんじゃないかなあ、と思っていた。でもゼミの先輩たちの話を聞いていると、学部での就職活動は絶対にしといたほうがいいとのことで、院で就職しようとしても一年からもう就活が始まるし、練習目的でもやるべきだと言われた。たしかにその通りで、最近は僕自身、院に行ってもちゃんとやれるかな、という不安もあって、就職活動をしよう!という気分になっていた。でも実際、就活シーズンがもう始まってるのにほとんど何もしていない。いくつかの企業をプレエントリーして、一回合同説明会に行ったくらいだ。

 ある種のイニシエーションみたいなものだと思ってリクナビの合同説明会に一回行ってみたのだが、慶應SFCという僻地から幕張メッセは遠すぎたし、内容もなんか面白くなかった。途中で小さい頃に行ったディズニーランドのことを思い出して、(そういえばあの時のディズニーランドには甘いポップコーンみたいなお菓子の匂いが漂っていて、それが夢の国みたいに感じたんだけど、ああいうのって今でもある?)大学に入ったぐらいの時期は、彼女と一緒にディズニーランドに行ってきたよ!みたいなことができると真面目に思っていたことがあって、幕張から帰る長い電車と人混みの中、突きつけられた現実と取り戻せない時間に一人泣きそうになった。説明会の内容はあんまり覚えてない。

 で、プレエントリーなんだけど、とりあえず色んな企業をエントリーしようと、ちょっとポチポチやっていたのだが、生年月日とかパスワードとか入力するがの面倒くさくなって途中でやめてしまったという体たらくである。そもそも自分がどういった企業に行きたいのかわからない。働きたくなんてない……。

 本の内容について言うと、学生が就活に対して考えている不満とか改善点はナンセンスなことが多いとか、就活後ろ倒しでも何も変わらないとか、大学の勉強が無駄っていうけどそんなことないとか、グローバル人材が有利になっているとか、企業側にも言い分があるとか、まあそんな感じのことだ。そりゃあそうというか、学生側にも企業側にもそれぞれ事情はあるのだろう。一種の合成の誤謬で、いびつなところは色々とあるけど、現状はこういう方法でやってるんだからこれに従うしかない、といった感じになるのは当たり前だ。企業側としても自分達の会社だけ規格から外れた特殊な方法で採用活動を行うのは難しいだろう。就活市場には胡散臭い言説を流す奴や詐欺まがいのセミナーをひらく奴、ドヤ顔で持論を垂れ流すお偉いさんとか、一方で人権人権と過剰に騒ぎ立てる団体があったり、学生の側にも色々と問題がある奴とかもいて、カオスな状況になっている。

 学生側もやってると色々と思うことが出てくるんだろうけど、一人の就活生の立場からしたら、就活のやり方とか日本人の働き方がどうあるべきか、というマクロな視点よりも、自分が希望するところに就職できるかがまず何より大事なわけで、全体としてどうあるべきか、なんて考えても意味がないし目の前のことから逃げてると思われるだけだ。多分、社会に出るというのはこういったことなんだろうなあ……(しみじみ)

 僕もちゃんと就活しようとは思っているが、今から始めるのは結構乗り遅れた感がある。もうたくさんセミナーに行ってエントリーシートを書いてる友達がいるし、噂によると夏の間からインターンに行って準備をしている奴がいるらしい。そういう奴らに勝てるとは思っていないし、まあとりあえずブラック以外のところに内定が貰えればいいかな……なんて考えてるんだけど、甘いでしょうか? そもそも、まず自分がどういう企業を受けるのかというところから考えないといけないし、だいぶ出遅れてるよね(^_^;)

 集団面接とかグループディスカッションとかOB訪問とか、全くできる気がしない。今日だって、朝コンビニに洗剤を買いに行ったんだけど、店頭にあるあんまんが目に入って、ふと千と千尋のあるシーンを思い出した。千が初めて仕事で手柄を立て、一人寂しそうにしていた夜に、リンがあんまんを持ってきてくれる、僕のとっても好きなシーンだ。ちょっと就活のことが頭の中にあったのかもしれない。僕はそのあんまんを見て、働くってこういうことなのかな……みたいな感じになって、ようするにあんまんを食べたくなったんだけど、店員が若い女の人だったのと、洗剤がもう袋に入って手渡される段階だったので、「あんまんください」と言うのがなんだか恥ずかしくなって、結局その一言が言えないままコンビニを出てしまった。「いいんだ、どうせ……ぼくはダイエット中なんだ……」とか思って自分を納得させたけど、明らかにコミュ障なわけで、「ふえぇ……あんまんくださいが言えないのにOB訪問とか絶対無理だよぉ」って感じなのだが、逆に考えるなら、就活という糞イベントを必死に取り組むことによって、立派な社会人としてやっていける能力を身につけるべきなのだ! 仕事というものはプライドだから、内定を貰うことは自信に繋がるはずだ。うん、まじめに就職活動をしようと思う。とりあえず、プレエントリーとか業界研究とか自己分析()とか筆記試験対策とかいろいろと頑張ろう!明日から本気出す! ……と思ったけど、今週はまだレポートとか試験とか残っているし、就活のピークは4月くらいって言うから、早い段階で本気を出すと後でバテるかもしれない。

 ……2月から本気出す!!!!